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昨日は”書き下ろしマスター”の
幸頂さまと一緒に、
路上に座りました。12168441_931860756890197_1190689709_o

書き下ろしマスターは、
路上書き下ろしのプロでもあります。

大切な『路上の心得』を、
一つ一つ伝授してくださいました。

心得1、
否が応でも人が通るところに座れ!

幸頂曰く、書き下ろしの肝は場所取り。

人がたくさん通るところ、
かつ、
何が何でも目に付く場所でなければならない。

そこで我々は、子供達の遊び場の目の前、
しかも海が見える方向に陣取った!

 

心得2、
とにかく目立て!12168688_931860963556843_1546966928_o-2

幸頂はおもむろに、
2メートルほどの真っ赤な布を広げ始めた。

さすが師匠!
これは目立つ!

というより、やたらオメデタイ!
めちゃくちゃ、テンション上がりました。

 

心得3、
オーラを高めろ!

「路上に座る」と、
日常、まずもって味わえない経験を
することができる。

とにかく、やたら「恥ずかしい」12165617_931860990223507_2045919843_o

公共の場所に陣取り、
見知らぬ人達の前で筆を書く。
まさに、「さらけ出す」

そして、
知らない人達に上から
「見下げられる」。

さらに、
人通りが多いにもかかわらず、
完全に「シカトされる」。

ところが、
これに慣れてくると、
ある意味「快感」!!12164914_931861016890171_1020144064_o

だけど、慣れるまでは
どこか自分が情けなく、
知らず視線が下がり、
なんとなく自分を小さく見せようと
してしまう。

幸頂曰く、
そうすると、
絶対に人は止まってくれない。12168501_931860806890192_316230405_o

だからこそ、「想い」が大切。

どんな「想い」で座り続けるか。

それが、「オーラ」となって
現れてくると。

座り続けて小一時間したころ、
一人の男性が立ち止まった。

まず、幸頂の書き下ろしを試してもらう。

目を見てインスピレーションを降ろす
という妙技は、
世界中を回っても
そう何人もできることではない。

幸頂が書いたメッセージを、
隣で私が訳す。12169308_931860940223512_220358522_o

彼は、2週間悩み続けたことがあったが、
これで胸のつかえがとれた、と言っていた。

それから数時間。

何人かが興味深そうに近づくけど、
立ち止まりはしない。

その間、
私は雑踏の中で、
一人静かに自分を内観し続けた。12169946_931860983556841_70496165_o

イヤホンの音楽に混ざって、
波の音も聞こえてくる。

そのときに浮かんだ言葉、
書きたい文句を、
ツラツラと書き綴る。

太陽が雲の間から顔を出し、
容赦なく照りつけ始める。

右腕をジリジリと焼く暑さが、
また心地いい。

「ありがたいな~」って思った。

自分に向き合うこの時間が、
私にはずっと必要だった。

命の洗濯。
心からそう思った。

そろそろ店じまいかな〜と思った頃、
長身の女性が立ち止まった。

”お金はないけど、PJサンド
(ピーナツバターとジャムのサンドイッチ)
ならあるけど。。。”と。

「面白い!」12165232_931860563556883_775748791_o

PJサンドと交換に、
まず、幸頂の書き下ろしを体験してもらった。

メッセージを降ろしてもらったら、
すごく綺麗な目を輝かせて、
とても喜んでくれた。

そろそろ帰ろうとする彼女を、
幸頂さんが引き止めた。

”この子もメッセージを書くよ”と。12168210_931860690223537_1851482816_o

幸頂さんの客寄せをしながら、
終始逃げ腰だった私の心理を、
師匠は完全に読んでいた。

最後の客が帰る前に、
私に勝負しろとでもいうように。

もう逃げられない。
覚悟は決まった。

彼女に2〜3、質問を投げかける。12164419_931860526890220_654086973_o
「何をしているの?」
「どんな夢がある?」
「どうしてそうなりたいの?」

彼女は心理学の修士課程を卒業し、
今はヨガの先生になろうと
しているとのこと。

澄んだ瞳がとても印象的だ。
だんだんと伝えたいメッセージが
浮かんでくる。

イヤホンを耳に差し、

真っ白な紙を前に、12164805_931860403556899_68192994_o
気持ちを集中させる。

パステルで色をのせ、
彼女の名前を書きながら、
さらに気持ちを集中させた。

いざ筆を走らせる。

 

“Your true love is sending a message to people
as “Love Yourself” through your body.”
(あなたの真実の愛があなたの体を通して
人々にメッセージを伝えているよ、
「自分を愛しなさい」と。)

イヤホンを外し、
彼女にメッセージを届けた。

噛み締めるかのように、
私の書いたものを何度も読み返す彼女。

目をキラキラと輝かせて、
「It’s a awesome message. Thank you」
と言ってくれた。

そして、おもむろに目の前にあった

私の初期の作品を手に取り、
「これはホオポノポノのメッセージでしょ?」
と聞いてきた。
「ついさっき、友達からこの話を聞いたところなの。」
と。

私は内心、「来た〜〜〜!」12165172_931860636890209_735351113_o

神様が私たちを引き寄せたに違いない。
嬉しくなって、その作品を差し上げた。

彼女が去った後、
幸頂と握手。

感極まって、涙が溢れた。

すると幸頂、優しく肩を叩きながら、
「よくやった。よくやった」と。

ますます泣けてくる。。。

もらったPJサンドを食べようかと12168619_931860356890237_1707198457_o
包みを開けてみると、
しっかり半分に切ってあった!

神様、ここまで段取り済み!

荷物をたたみ終わった後、
師匠おもむろに、一言。
「そして最後は、
 この場所に感謝する」

 

心得5、
座った場所に感謝。12169262_931860320223574_775277347_o

今日1日、我々をここに導き、
素晴らしい出会いとご縁を
繋いでくださった、
この場所に感謝。

二人で頭を垂れ、
静かに合唱。

波の音が、
祝福音に聞こえました。12164780_931860283556911_1092184970_o

 

今日の数時間で、
数年間たったような気がした。

それほどの充実感。

路上を体験するのは、まだ2回目。
でもするたびに、
いつも最高の手応えを感じる。

生きていて良かった!
心からそう感じることができた1日でした。

忙しい合間を縫って、
1日私に時間を下さった幸頂さま。
心から感謝申し上げます。

あなた様から頂いた沢山の教え、
しっかりと受け継ぎます。

最幸の1日を共に過ごしていただき、
本当にどうもありがとうございました。

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